アメリカの分解・修理企業であるiFixitがGoogleと連携して、公式のPixelシリーズの修理キットを発売しています。
僕のPixel4aも画面が割れていてみっともなかったので、修理キットを購入して修理してみました。
アメリカから送られてくる
国内にIFixitの拠点はありませんが、日本への配送に対応しているので公式サイトから交換用パネルと修理キットのセットを買うことができます。
値段は送料込み124.4ドル、16,368円(1ドル132円換算)でした。ちなみに関税はかかりませんでした。為替相場的に、個人輸入で関税がかってくる1万6666円を超えるかどうかギリギリのラインなので、買うタイミングによっては関税がかかっちゃうかもしれません。133円になると関税かかります笑
7/8に注文して7/19日に届いたので、注文から配送まで11日でした。
修理キットはこんな感じ
届いた修理キットの中身はこんな感じです。
左から、交換画面・粘着シート・工具・レンジであっためて粘着はがすやつ・ピック
使わないやつもあったので、このキットがあれば大抵のスマホを修理できる汎用的なやつなんだと思います。iPhoneはわかんないけど。
交換の手順はiFixitのサイトにちゃんとした日本語でわかりやすく書かれてました。
実際に交換してみた
今回の修理対象がこいつ、右上が割れて一本の深いヒビが入っています。
個人的に修理中難しかったところのポイントをあげてきます。
ピックがうまくはまらない
手順ではピックを4辺にはめて接着剤を剥がすのですが、こんなにうまくはまりませんでした。ピックを入れては外れてを何回も繰り返しながら接着剤を剥がすって感じになりました。けっこうグリグリやった気がしたんですけど、特に問題なかったです。
剥がれればOK!
絶縁テープがちぎれて再利用不可に
ディスプレイと本体のコネクト部分に黒い絶縁テープが貼ってあるんですけど、ピンセットで剥がす際にちぎれちゃいました。
代わりに、家にあった普通の黒いビニールテープをいい感じにカットして貼っつけましたが問題なさそうです。
コネクタ部の再接続むずすぎ
交換したディスプレイと本体とを接続するのがむずすぎました。マニュアルには「カチッと」って書いてあるけど、全然カチッとしないし、、、
結局、位置的に噛み合わせは絶対あってるだろうという位置でかなり強めに押し込んだたらカチッとハマりました。ここは経験値が要りそうな作業だった。
ハメてみて、スマホを起動してちゃんと画面が映るか、タッチできるかを確認してから画面を固定しました。
画面の固定がよくわからん
付属の粘着シートを使って交換したディスプレイと本体を固定するんですけど、そこの詳しい手順がサイトに書いてないんです。
なんとなくシールの形からして場所が決まってそうだけど、どこに貼ればいいかわからないし謎に赤と青の二種類あるし。
シール自体もめっちゃ細くて扱いが難しく、すぐに自分自身とくっついて丸くなっちゃいます。そして伸びる素材のシールなので、一度丸くなると元に戻すのは不可です。
そんな感じで、一部丸くなったシールで適当に貼っつけてみたんですけど、すぐに画面が浮いてきてしまうようになっちゃいました。
シールに呼びはないので、スマホ修理に使われるらしい糊タイプの接着剤を買ってやってみました。
こっちでやったほうが全然楽でした!はみ出ても拭けるので、綺麗に再接着できました。最初から接着剤を買っておくのもおすすめです。
まとめ:慣れてないと手こずる
やはり自作PCとは違って細かい部分がとても多いので、慣れてないと手こずる部分がありました。
修理店に依頼すると2万円ちょっとくらいで修理できるので、自分で修理することにコスパ的なメリットは正直ないです!案外適当にやってみても治せるってことがわかったので、おもしろみはありました。