神大工学部生が思うクウォーター制とギャップターム

受験

僕は現在神戸大学工学部に所属している一回生なのですが、神大には工学部だけの特権である「ギャップターム」が存在します。

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クウォーター制ってなんや

神大は学期制ではなくクウォーター制を採用しています!導入は2016年度からで、それまではセメスター制でした。

・セメスター制

一般的な大学では前期・後期に分かれていて、4ヶ月で一つの授業を履修します。この授業は週一で行われることが多いようです。

イメージとしては同時に多くの科目をゆっくりと学んでいく感じです。

履修に4ヶ月かかるので集中的ではないです。また科目数が多いため、期末テストの負担が大きくなりますね。

・クウォーター制

それに対してクウォーター制では1年が4分割されているので、1クウォーターは2ヶ月となります。その2ヶ月の間に専門科目は週2コマで授業が行われます。

週に2回の授業があるので前回の内容も思い出しやすく、集中的な学習ができるということです。またテスト夏休みまでに二回あるので、一回あたりの負担は減ります。テスト期間は高校までと同じように1週間で終了します!

・クウォーター制ってどうなの

今は1回生の夏休みなので、第2Qまでを履修したところでの感想ですが、僕はクウォーター制を結構気に入っています!

セメスター制で授業を受けたことがないので比較はできませんが、クウォーター制のメリットと言われるところは感じられています。

専門科目にはかなり難しい科目もあるので、講義はまとめてやってくれたほうが理解もしやすいと感じます。

ギャップタームってなんや

このクウォーター制をうまく使って大学でチャレンジすることの幅を広げよう!というのがギャップターム。

2回生の第2Qを丸々休みにすることでまとまった自由期間を設け、海外留学や国内・国外へのインターンもしやすくするよーっていう制度です。

夏休みと合わせて4ヶ月間休みとなるので、休学せずに半年近く留学へ行くことも可能になります。

ちなみに第2Qには必修科目がないから自由期間なので、教養科目を履修するのもOKです。この期間に大学に通って今まで時間割上とれなかった教養科目や卒業に向けて必要な教養科目を履修するのも一つのギャップタームの活用法になりますね。

ギャップタームの罠

このようにギャップタームって最高な制度なんですけど、もちろん嬉しいことはタダではないです。

・1回生の第2Qで必修科目を落とすとギャップタームが消滅

再履修は基本的に1年後の同タームで行います。1回生の第1Qで落とした科目は2回生の第1Qで再履修し、第2Qで落とした科目は2回生の第2Qで再履修を、、、となります。

なので1回生の第2Qで専門科目・言語を落とすとギャップターム期間で再履修する必要があるので、この期間に大学へ通わなければいけなくなります。週1,2コマのために2ヶ月がなくなるのは嫌や。再履修を3回生のときまで持ち越すのは現実的ではないですしね。

・ギャップタームの分だけ授業が詰まっている

他大と比べてやっていることは同じなのに2ヶ月の休みがあるということは、その分ほかのタームに授業が詰まっているということです。

といってもいまのところは大丈夫そうです。神大工学部よりも忙しいところはたぶん結構あるよ。学科によるけど。

ギャップタームの使われ方

実際のところ、神大生はギャップタームをどんな感じに使っているのかということですが、先輩に聞いてみても海外留学や長期インターンに行っている人はほとんどいませんでした。

みんな、部活やサークルがあったり、バイトで金を貯めたり、免許とりに行ったり、週一で大学に行ったりといった感じですね。

同期でも来年どうするかは話題になりますが、長期でどっかに行く人は今のところ周りにはいないですね。そもそもフル単してギャップタームをゲットできる人がどのくらいいんのかって話にもなりますねー。

ちなみに僕はサークルがあるので2ヶ月の休みはありませんが、サークルがオフになるテスト期間をの2週間でアジア旅行に行きたいなって考えてます。教養科目は取らないで大学には通わない予定。(フル単してればな)