
※最初に断っておきますが僕も今までに違法にアップロードされたであろう著作物を閲覧したり、ダウンロードしてしまったことがあります。この記事を書く権利があるかは疑問が残りますが、現状をお伝えしたいので書きたいと思います。
偏差値とモラルは比例しない
僕は神戸大学工学部の学生です。一浪して必死に勉強して入ったわけで、難関大学であると自分では思っています。
当然そこの学生は優秀な人が多く集まっているのだろうと考えています。
しかしその頭脳はモラルには生かされないようです。
中学から高校までのときと比べて、Music FMや漫画村(の新しいやつ?)を当たり前のように使っている人が明らかに増えました。
友達がMusic FMを使っているのを見て、今はapp storeから消えているのを知ると”えーいいなー”なんて言っていました。
僕はMusic FMも漫画村も完全にノータッチなので利便性とか危険性を知りませんが、タダで使えるものはタダで使うのが賢い選択だとでも思っているのでしょうか?
僕は家族でGoogle Play Musicを契約しているので月額1480円です。3人で割れば月額500円にも満たない金額です。
裏技的ですが、大体どこのサブスク配信サイトも1ヶ月無料体験とか3ヶ月100円などをやっているので、サイトを渡り歩けば1年間たった数百円で音楽を無制限に聞くことも可能です。これでも当然、アーティストに報酬が支払われます。
別の友人は暇な時にスマホで漫画を読んでいます。漫画村の新しいやつだと言って、違法性は認識していました。
売上に影響するとかしないとかじゃなくてモラルの問題
僕は関東出身で大学から神戸に来たので、一概に”大学に入ったから違法サイトを使っている人が増えた”とは言えません。
漫画村が閉鎖されたことで売上に伸びがあったのかどうか論争が起きていますが、正味そんなことは問題じゃないと思います。
問題なのは使うのをやめようと思う気持ちが見当たらないこと。
たぶんみんな違法であることは認識しています。そこまで馬鹿じゃないと願いたい。
じゃあ何故使うのを辞めないのか?政府がブロッキングに動くほど重大な問題だと理解していないのか?
アホな中学生や高校生がこれらのサイトを使用しているのを見ると、腹は立つがおそらく彼らは”違法”であることや使用することによってどんな影響があるのかを理解していないのだろう。
しかし神戸大学の学生は違うはずだ。ちゃんと、なにが違法でどんなことが起こるのかを考えられるはず。
どんな対策があるのか
僕は違法サイトの使用に気持ち悪さを感じるが、この感覚は子供時代に身につくもので大学生に教育したところでおそらくは何も変わらないと思う。
だから、小学校の道徳教育を早急に改めるべきだと思う。授業の四分の一くらいはインターネットリテラシーに関することでいいのではないでしょうか。
また、神戸大学情報基盤センターには漫画村など明らかな違法性を持つサイトには学内Wi-Fiからのブロッキングの実施をしてほしい。
根本的な解決ではないが、漫画や音楽の閲覧にはデータ通信を多く消費するのである程度の効果を期待できるのではないか。